こんにちは!
佐賀県伊万里市で平飼い養鶏をやっている素ヱコ農園の松本です。
私は、養鶏家ということもあり、平均して一日卵6個ぐらい食べています。
職業柄、「おすすめの卵の食べ方は?」とよく聞かれます。
素ヱコ農園の卵は、白身の弾力がすごいので、シフォンケーキなどもおすすめなのですが、やっぱり一番のおすすめは、卵かけご飯です。
熱々の白ご飯の上に、ぷるんっとした平飼い卵を割って、醤油を数滴かけて混ぜる卵かけご飯は最高の贅沢だと思います。
今回の記事では、平飼い養鶏家が卵かけご飯について紹介します。
卵かけご飯はいつから始まった?
卵かけご飯を最初に食べたのは1877年頃、日本初の従軍記者として活躍した岸田吟香というが卵かけご飯を食べた明確な記録が残る日本で初めての人物とされている。
卵かけご飯は日本でしか食べられない?
「卵かけご飯を食べるのは日本だけ」とよく聞きます。
確かに、私はヨーロッパに1年ぐらい留学していましたが、ヨーロッパで生食で卵を食べたところを見たことがありません。
そして、日本では卵を生で食べると言ったら、怪訝そうな顔をしていたのを覚えています。
生食で食べられない原因ーサルモネラ菌
卵の外側には、サルモネラ菌が付着している可能性が高いため、海外では食中毒の危険から生で卵を食べる習慣がないようです。
日本では衛生管理がきちんとされているため、卵がサルモネラ菌に汚染されている可能性は0.0027%だそうです。(農林水産省-市販鶏卵のサルモネラ汚染状況調査)
卵かけご飯を食べれる国に生まれただけでも幸せかもしれませんね。
卵かけ卵かけご飯の日があるのをご存知でしたか?
日本たまごかけごはんシンポジウム実行委員会により10月30日は卵かけご飯の日に制定されたそうです。
島根県雲南市で「第1回日本たまごかけごはんシンポジウム」が開催された日が2005年の10月30日だったからだとか。
あまり一般には浸透してないようで、卵かけご飯好きからしたら、複雑な気持ちです。
卵かけご飯を食べる時に注意してほしいこと
日本では卵を生食して、ほぼ食中毒になることはありません。ただ、ごく稀に例外があるので、食べる前に気を付けてください。
ケース①賞味期限切れている場合
賞味期限はあくまで生食で食べれる範囲なので、賞味期限切れても食べれますが、日数が経つと、白身の中にある抗菌作用の働きが弱くなり、サルモネラ菌が繁殖する恐れがあります。やはり、賞味期限が切れた場合は卵かけご飯で食べるのを控えましょう
ケース②卵にヒビや傷が入っている場合
通常、卵白にはリゾチームという抗菌作用が入っており、サルモネラ菌が繁殖しにくいようになっております。ただ、卵に傷が入った場合は空気と接触してしまい、菌が繁殖しやすい環境になっています。ヒビが入っていた場合は、品質が劣化している可能性があるので十分注意しまししょう。
ケース③卵を割って、時間が経っている場合
卵の抗菌作用は、空気に触れるとなくなり、菌が繁殖しやすい状態になります。割った卵を長時間放置しておくと危険な場合があるので注意しましょう。
危険そうだけど、大丈夫?
卵の中に肉斑や血が混じっていた場合でも、食べれます。
それらはミートスポットと呼ばれ、鶏の卵管などが混じったものです。
おすすめの卵かけご飯3選!
ご飯+生卵+しらす+醤油
これはマジでおすすめです。
3杯ぐらい余裕で行けます。
伊万里は海に近いので、しらすがすぐに手に入るんです。
もう本当に美味しいから、みんなに食べてほしいです。
ご飯+生卵+ブラックペッパーの塩漬け
これは卵好き友人におすすめしてもらった食べ方だが、最高だった。
まず、ブラックペッパーの塩漬けが美味しすぎる。
卵かけご飯好きにはぜひ食べてもらいたい一品。
ご飯+生卵+塩
素ヱコ農園の卵ならではの食べ方。
塩だけ。臭みがない卵じゃないと塩で食べた時に卵の味が口の中に残って嫌になる。ただ、素ヱコ農園の卵は卵特有の生臭さがないため、すっきりとした味わいです。